2026年5月以降に価格が上昇する食料品まとめ|即席麺・食用油・小麦粉・菓子類まで徹底整理

2026年5月以降、日本国内の食料品では、菓子類、即席麺、食用油、業務用小麦粉、スープ、ドレッシング、プロテインなど、家庭にも事業者にも影響しやすい商品の価格改定が予定されています。
本記事では、2026年4月28日時点で確認できるメーカー発表・調査資料をもとに、現時点で判明している主な食品値上げを一覧表で整理します。

本記事で得られる3つのポイント

  • 2026年5月は食品値上げが一時的に少ないものの、菓子類・はるさめ系食品など身近な商品で価格改定が予定されています。
  • 2026年6月は、スナック菓子、即席麺、食用油、ドレッシング、スープ、プロテイン、業務用小麦粉などへ値上げ対象が広がります。
  • 2026年7月は、即席カップ麺・ワンタン・袋麺など、日常的に購入されやすい即席食品の値上げが目立ちます。

なぜ重要か:
5月は小休止に見えても、6月以降は「即席麺・食用油・小麦粉・菓子類」という家計と外食価格の両方に影響しやすい品目が続くため、買い置き、家計管理、飲食店・小売店の原価管理に直結するためです。

2026年5月以降の食品値上げ、全体像

帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によると、2026年4月の飲食料品値上げは2,798品目となり、2026年1月から7月までの累計では5,729品目、年間の平均値上げ率は15%に達したとされています。
調査では、当面は前年を大幅に下回る小康状態が続くものの、円安、原油高、エネルギーコスト、包装資材費などの複合的な上昇により、年後半に再び値上げラッシュが強まる可能性も示されています。

参照URL:

https://www.tdb.co.jp/report/economic/neage26y03/

2026年5月単月の食品値上げは61品目と少ない水準ですが、6月は559品目、7月は597品目が判明しているとされ、5月だけを見て「値上げが落ち着いた」と判断するのは早計です。
むしろ、6月以降は生活密着型の商品や業務用原材料へ広がるため、実感としての負担感は再び強まる可能性があります。

改定時期 判明している主な傾向 主なカテゴリー 家計・事業者への影響
2026年5月 食品値上げは一時的に少ないが、身近な商品で改定あり 菓子、チルド食品、飲料、はるさめ・米めん食品 家庭向け中心。購入頻度の高い商品では影響あり
2026年6月 値上げ品目が再び増加 スナック菓子、即席麺、食用油、ドレッシング、スープ、プロテイン、業務用小麦粉 家庭と事業者の双方に影響しやすい
2026年7月 即席麺・カップ麺を中心に価格改定が集中 即席カップ麺、即席ワンタン、袋麺 まとめ買い・昼食・備蓄需要に影響しやすい

2026年5月以降に値上げが判明している主な食料品一覧

以下は、2026年4月28日時点で確認できる主な食品値上げ情報です。
メーカーにより「希望小売価格」「出荷価格」「納品価格」「参考小売価格」など改定基準が異なります。
実際の店頭価格は、小売店、販売地域、販売チャネル、在庫状況により変動します。

改定時期 企業・ブランド 対象カテゴリー 主な対象商品 値上げ幅・改定内容 参照URL
2026年5月1日出荷分以降 江崎グリコ 菓子、チルド食品、飲料 ポッキー、プリッツ、カプリコ、GABA、とろ〜りクリームon、果汁飲料など 約3〜43%
https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/47524/
2026年5月1日出荷分以降 エースコック はるさめ・米めん商品 スープはるさめ、ヌードルはるさめ、ハノイのおもてなし、福福彩菜など 希望小売価格で約8〜10%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001905.000000304.html
2026年6月1日納品分以降 カルビー スナック菓子 ポテトチップス各種、Jagabee各種 ポテトチップス約5〜10%、Jagabee約30%
https://www.calbee.co.jp/news/pdf/4193-09571.pdf
2026年6月1日出荷分以降 アサヒグループ食品 菓子、ベビー関連商品、サプリメント、健康食品など ミンティア、和光堂、ディアナチュラ、クリーム玄米ブランなど 約3〜27%
https://www.asahi-gf.co.jp/company/newsrelease/2026/0226_2/
2026年6月1日出荷分以降 明星食品 即席袋麺、即席カップ麺、即席カップスープ チャルメラ、中華三昧、麺神、一平ちゃん、ロカボNOODLESなど 希望小売価格で約6〜10%、オープン価格商品は出荷価格で約9〜12%
https://www.nissin.com/jp/company/news/13620/
2026年6月1日納品分以降 味の素 スープ、洋風調味料 スープDELI、クノール サクサクdeコパン、クノール ふんわりたまごスープ、Rumicなど 出荷価格で約15〜17%
https://news.ajinomoto.co.jp/2026/03/20260303-02.html
2026年6月1日出荷分以降 キユーピー 家庭用調味料 テイスティドレッシング5品、具だくさんタルタル、具だくさんレモンタルタル 参考小売価格で約8〜10%
https://www.kewpie.com/notices/2026/2026b/
2026年6月1日出荷分以降 明治 スポーツ栄養食品 ザバス粉末プロテイン、プロテインバーなど 出荷価格で約6〜28%
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2026/04_09/index.html
2026年6月1日納入分以降 日清オイリオグループ 食用油 家庭用食用油、業務用食用油、加工用食用油バルク 家庭用約11〜15%、業務用・加工用約17〜21%
https://www.nisshin-oillio.com/company/news/down2.php?attach_id=2006&uid=9675
2026年6月1日出荷分以降 不二家 飲料 ネクターこだわり白桃、ネクターピーチ 約7〜8%
https://www.lnews.jp/2026/04/s0403506.html
2026年6月1日納品分以降 カゴメ 業務用冷凍食品 冷凍国産オニオンソテー等、国産たまねぎを使用した業務用商品 12品目、出荷価格を最大23.2%値上げ
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2026/img/2026040601.pdf
2026年6月20日納品分以降 日清製粉 業務用小麦粉 強力系、中力系、薄力系、国内産小麦100%小麦粉など 25kgあたり75円または100円の値上げ
https://www.nisshin.com/release/details/20260408140544.html
2026年6月20日納品分以降 ニップン 業務用小麦粉 強力系、中力系、薄力系、国内産小麦100%小麦粉など 25kgあたり75円または100円の値上げ
https://www.nippn.co.jp/news/detail/__icsFiles/afieldfile/2026/04/09/0409_gyomuyokakakukaitei.pdf
2026年6月20日納品分以降 昭和産業 業務用小麦粉 強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉、内麦100%粉など 25kgあたり75円または100円の値上げ
https://www.showa-sangyo.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=89UwXrLWDoc%3D&mid=1149&tabid=442
2026年7月1日納品分以降 東洋水産 即席カップ麺、即席ワンタン 赤いきつね、緑のたぬき、麺づくり、でかまる、マルちゃん正麺カップ、ワンタンなど 希望小売価格で約4〜11%、一部オープン価格商品は出荷価格で10%
https://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2026/03/post_20211130.html
2026年7月1日出荷分以降 サンヨー食品 即席カップ麺 カップスター、サッポロ一番どんぶり、名店の味、ミニどんぶりなど 希望小売価格で約5〜11%
https://www.sanyofoods.co.jp/wp-content/uploads/2026/03/d3db1ec1bcadeddf800fc1defa5a5c4b.pdf
2026年7月1日出荷分以降 エースコック 即席カップ麺 わかめラーメン、スーパーカップ、ワンタンメンどんぶり、ご当地の一杯など 希望小売価格で約8〜11%、一部オープン価格商品は出荷価格で10%以上
https://www.acecook.co.jp/uploads/news/2603_kaitei.pdf
2026年7月1日出荷分以降 イトメン 即席袋麺、即席カップ麺 チャンポンめん、ブラックチャンポンめん、カップ麺、おだしシリーズなど 商品により価格改定。例:チャンポンめん1食は136円から146円、5食パックは680円から730円

即席めん価格改定のご案内


値上げの中心は「家庭用の定番商品」と「業務用原材料」

家庭向けでは、菓子・即席麺・食用油が要注意

2026年5月以降の値上げでは、菓子、スナック、即席麺、食用油、スープ、ドレッシングといった、家庭で購入頻度の高い商品が多く含まれています。
特に即席麺は、6月に明星食品、7月に東洋水産、サンヨー食品、エースコック、イトメンと続いており、メーカー横断で価格改定が進んでいる点が特徴です。

即席麺は、昼食、夜食、備蓄、子どもの軽食、忙しい日の簡易食として利用されることが多く、1個あたりの値上げ幅は小さく見えても、購入頻度が高い家庭では年間支出にじわじわ効いてきます。
まさに「地味に強い値上げ」です。派手なニュースではありませんが、家計簿にはしっかり足跡を残します。

食用油の値上げは、家庭料理だけでなく外食・惣菜にも波及しやすい

日清オイリオグループは、2026年6月1日納入分から、家庭用食用油を約11〜15%、業務用・加工用食用油バルクを約17〜21%値上げすると発表しています。
食用油は家庭料理だけでなく、外食、惣菜、冷凍食品、菓子、パン、加工食品など多くの食品製造工程で使われます。

そのため、食用油の値上げは単体の商品価格だけでなく、後続の加工食品や外食価格にも影響しやすいコスト要因と考えられます。

参照URL:

https://www.nisshin-oillio.com/company/news/down2.php?attach_id=2006&uid=9675

業務用小麦粉の値上げは、パン・麺・菓子へ波及しやすい

日清製粉、ニップン、昭和産業は、2026年6月20日納品分から業務用小麦粉の価格改定を予定しています。
主な改定額は、強力系小麦粉が25kgあたり75円、中力系・薄力系小麦粉が25kgあたり100円、国内産小麦100%小麦粉が25kgあたり75円の値上げです。

小麦粉は、パン、麺類、菓子、揚げ物用の衣、外食メニューなど、幅広い食品の基礎原材料です。
家庭用小麦粉そのものよりも、製パン、製菓、麺類、惣菜、外食価格に間接的に影響する可能性があります。

参照URL:

https://www.nisshin.com/release/details/20260408140544.html


https://www.nippn.co.jp/news/detail/__icsFiles/afieldfile/2026/04/09/0409_gyomuyokakakukaitei.pdf


https://www.showa-sangyo.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=89UwXrLWDoc%3D&mid=1149&tabid=442

業務用冷凍野菜・スパイス・調味料も見逃せない

カゴメは、国産たまねぎを使用した業務用冷凍国産オニオンソテー等について、2026年6月1日納品分から最大23.2%の値上げを予定しています。
また、味の素はスープDELIやRumic等の出荷価格改定を予定しており、業務用・加工用の原材料価格上昇は、家庭から見えにくいところで外食・中食価格へ波及する可能性があります。

参照URL:

https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2026/img/2026040601.pdf


https://news.ajinomoto.co.jp/2026/03/20260303-02.html

家庭で優先的に確認したい買い置き候補

値上げ前だからといって、無理に大量購入する必要はありません。
ただし、日常的に消費し、賞味期限が比較的長く、保存場所を確保しやすい商品については、在庫の持ち方を見直す価値があります。

優先度 品目 確認したい理由
食用油 値上げ率が比較的大きく、家庭料理・揚げ物・炒め物など用途が広い
即席麺・カップ麺 6月・7月に複数メーカーで価格改定が予定されている
スナック菓子・菓子類 購入頻度が高い家庭では、少額の値上げでも累積しやすい
ドレッシング・タルタルソース 対象商品は限定的だが、日常的に使う家庭では確認しておきたい
プロテイン・栄養食品 単価が高いため、値上げ率以上に支払額の増加を感じやすい
事業者向け 小麦粉・食用油・冷凍野菜・スパイス・調味料 飲食店、製菓、製パン、惣菜、弁当事業者は原価表の再確認が必要

注意点:値上げ情報は今後も追加・変更される可能性がある

食品の価格改定は、メーカー発表後に対象商品が追加される場合や、販売店ごとの価格反映時期が異なる場合があります。
また、メーカーの発表は「出荷分」「納品分」「参考小売価格」「出荷価格」など表現が異なるため、生活者が店頭で実感するタイミングとはずれることがあります。

たとえば「6月1日出荷分から」と発表されている商品でも、店頭価格に反映される時期は、店舗在庫や販売チャネルによって前後します。
そのため、実際の購入判断では、最寄りのスーパー、ドラッグストア、ECサイトの価格推移もあわせて確認することが重要です。

まとめ:5月よりも、6月・7月の値上げが本番

2026年5月の食品値上げは一時的に少ないものの、6月以降はスナック菓子、即席麺、食用油、ドレッシング、スープ、プロテイン、業務用小麦粉などへ広がります。
7月には即席カップ麺や即席ワンタンを中心に、複数メーカーで価格改定が予定されています。

今回の値上げは、単なる個別メーカーの価格改定ではなく、原材料、物流、人件費、エネルギー、包装資材といったサプライチェーン全体のコスト上昇が反映されたものと考えられます。
家計側では、日持ちする商品を中心に無理のない範囲で在庫を調整し、事業者側では、6月・7月を見据えた原価表の再確認が重要です。

物価高対策で大切なのは、慌てて買い込むことではなく、「よく使うもの」「長く保存できるもの」「値上げ幅が大きいもの」を冷静に見極めることです。
値上げとの付き合い方も、いまや生活防衛の重要なスキルになってきました。

参考・参照URL一覧