「社会人としてのセキュリティリテラシーを高める方法」(第5回/全8回)

5.公衆無線LANの危険性と安全な利用方法

こんにちは。前回は、SNSやブログでの情報発信における注意点について解説しました。今回は、公衆無線LANの危険性と安全な利用方法を取り上げます。

公衆無線LANは、カフェやホテル、駅などで提供されている無料のWi-Fiサービスのことです。スマートフォンやタブレット、ノートPCなどで手軽にインターネットに接続できるため、利用者は年々増加しています。

  • 国内の公衆無線LANの利用者数は、年間で約1億5千万人に上る(総務省調べ)
  • 海外からの旅行者の約70%が、日本滞在中に公衆無線LANを利用している(観光庁調査)
  • 全国の自治体の約60%が、防災や観光目的で公衆無線LANを提供している(総務省調べ)

一方で、公衆無線LANには安全性の面で課題があることも指摘されています。適切な対策を取らずに利用すると、個人情報の漏洩や不正アクセスのリスクがあるのです。

■公衆無線LANの危険性

公衆無線LANには、以下のような危険性があります。

通信内容の盗聴

公衆無線LANは、暗号化されていない通信が多いため、第三者に通信内容を盗聴される恐れがあります。メールやSNSの内容、クレジットカード情報などが漏洩する可能性があります。

なりすましアクセスポイント

悪意のある第三者が、本物の公衆無線LANになりすましたアクセスポイントを設置することがあります。利用者が無防備に接続すると、個人情報を盗まれたり、マルウェアに感染したりするリスクがあります。

Wi-Fiダイレクトの悪用

スマートフォンやタブレットのWi-Fiダイレクト機能が、悪意のある第三者に悪用される可能性があります。機器間の直接通信を利用して、不正にファイルを送信されるケースもあります。

マルウェアの感染

公衆無線LANを介して、スマートフォンやタブレット、ノートPCがマルウェアに感染する恐れがあります。OSやアプリケーションの脆弱性を突かれ、遠隔操作される可能性もあります。

これらの危険性は、利用者が適切な対策を取ることで、ある程度防ぐことができます。公衆無線LANを安全に利用するためのポイントを押さえておきましょう。

■安全に利用するための対策

公衆無線LANを安全に利用するためには、以下のような対策が有効です。

VPNの利用

VPN(Virtual Private Network)を利用することで、通信内容を暗号化し、盗聴を防ぐことができます。信頼できるVPNサービスを選び、必ず利用しましょう。

SSIDの確認

公衆無線LANに接続する際は、SSIDを確認します。なりすましアクセスポイントでないか、よく確かめてから接続しましょう。

HTTPSサイトの利用

オンラインショッピングやネットバンキングなどを利用する際は、HTTPSで暗号化されたサイトを利用します。URLが「https://」で始まっていることを確認しましょう。

ファイル共有の無効化

ノートPCやタブレットのファイル共有機能は、公衆無線LANでは無効にしておくことが賢明です。第三者にファイルを不正に閲覧されるリスクを防げます。

セキュリティソフトの導入

スマートフォンやタブレット、ノートPCには、セキュリティソフトを導入しておきましょう。マルウェアの感染を防ぎ、不正アクセスを検知してくれます。

OSやアプリケーションの更新

OSやアプリケーションは、常に最新の状態に更新しておくことが大切です。セキュリティ上の脆弱性を修正する更新プログラムが提供されているので、こまめに適用しましょう。

これらの対策を講じることで、公衆無線LANのリスクを最小限に抑えることができます。ただし、完全に安全というわけではないので、過度に気を緩めないことも重要です。

■企業における公衆無線LANの提供

カフェやホテル、小売店など、企業が公衆無線LANを提供する際は、以下のような点に注意が必要です。

利用規約の明示

公衆無線LANの利用規約を明示し、利用者に同意を求めます。不正利用を禁止する旨を明記し、違反した場合の措置についても言及しておきましょう。

通信の暗号化

利用者の通信内容を保護するため、公衆無線LANの通信は暗号化することが望ましいです。WPA2やWPA3などの暗号化規格を採用し、定期的にパスワードを変更します。

利用者の認証

利用者を認証することで、不正利用を防ぐことができます。メールアドレスや電話番号による認証、SNSアカウントとの連携などが考えられます。

フィルタリングの実施

公衆無線LANでは、違法・有害情報のフィルタリングを実施することが求められます。青少年保護の観点からも、適切なフィルタリングは欠かせません。

利用状況の監視

公衆無線LANの利用状況を監視し、不正利用の兆候がないかチェックします。監視ツールを導入し、ログを定期的に分析することが効果的です。

企業が公衆無線LANを提供する際は、利用者の安全性とプライバシーを守ることが何よりも大切です。適切なセキュリティ対策を講じ、継続的な管理・監視を怠らないようにしましょう。

■まとめ

公衆無線LANは、外出先でのインターネット接続に欠かせないサービスです。一方で、適切な対策を取らずに利用すると、セキュリティ上のリスクがあることも事実です。

  • 公衆無線LANには、通信内容の盗聴やなりすましアクセスポイントなどの危険性がある
  • VPNの利用、SSIDの確認、HTTPSサイトの利用など、安全に利用するための対策を講じる
  • 企業が公衆無線LANを提供する際は、利用者の安全性とプライバシーを守ることが大切

公衆無線LANを利用する際は、これらの点に注意しましょう。セキュリティ意識を高め、適切な対策を取ることが、安全なインターネット利用につながります。

次回は、「モバイルデバイスのセキュリティ:スマートフォンやタブレットの保護策」を取り上げます。お楽しみに!

太陽の撮影画像に、謎の巨大な光が映り込んでいる(2014年7月21日 https://helioviewer.org/ データ)

画像は、2014年7月21日の太陽の画像。

知っている人は、こんな情報いくらでもご存じなんでしょうけど、すごい画像ですね。

昔の太陽撮影画像に、謎の巨大な光が映っていたんですね。

https://helioviewer.org

ちなみに、ここ数日のデータ見ようと思ったら・・・、SOHOの画像、2024年5月以降見れないのですが、これ、何かあるのかなー。

Screenshot
Screenshot
Screenshot

「社会人としてのセキュリティリテラシーを高める方法」(第4回/全8回)

4.SNSやブログでの情報発信における注意点:プライバシー設定と適切な情報共有

こんにちは。前回は、フィッシング詐欺の手口と対策について解説しました。今回は、SNSやブログでの情報発信における注意点を取り上げます。

SNSやブログは、自分の考えや経験を発信したり、他者とコミュニケーションを取ったりするのに便利なツールです。一方で、不適切な情報発信によるトラブルも増えています。

  • SNS上のトラブルに関する相談件数は、年間で約1万5千件に上る(国民生活センター調べ)
  • 企業の採用担当者の7割以上が、応募者のSNSをチェックしている(リクルートキャリア調査)
  • SNS上の誹謗中傷による被害額は、1件あたり平均で約300万円に上る(法務省調べ)

安全で適切なSNSやブログの利用には、プライバシー設定と情報共有のルールを理解することが不可欠です。

■プライバシー設定の重要性

SNSやブログには、プライバシーに関する設定項目があります。これらを適切に設定することで、自分の情報を守ることができます。

公開範囲の設定

投稿の公開範囲を、「公開」「友達まで」「自分のみ」などから選択できます。不特定多数に見られたくない情報は、公開範囲を限定しましょう。

プロフィール情報の公開範囲

氏名、生年月日、住所、電話番号など、プロフィール情報の公開範囲も設定できます。個人を特定できる情報は、必要最低限の公開にとどめることが賢明です。

写真や動画の公開範囲

写真や動画の公開範囲も、投稿ごとに設定できます。家族や友人の写真を公開する場合は、本人の了承を得ることが大切です。

位置情報の公開

投稿に位置情報を付加する設定も、ONとOFFを選べます。自宅や職場の位置情報は、公開しないようにしましょう。

これらの設定は、SNSやブログのサービスごとに異なります。それぞれの設定項目を確認し、自分に合った設定を行うことが重要です。

■適切な情報共有のルール

SNSやブログで情報を発信する際は、以下のようなルールを守ることが求められます。

プライバシーの尊重

自分だけでなく、他者のプライバシーも尊重することが大切です。友人や知人の個人情報を、無断で公開してはいけません。

誹謗中傷の禁止

他者を誹謗中傷する投稿は、絶対にNGです。たとえ冗談のつもりでも、相手を傷つける可能性があります。法的責任を問われるケースもあるので、注意が必要です。

デマや偽情報の拡散防止

根拠のない情報や、真偽の定かでない情報を拡散してはいけません。災害時のデマは、特に大きな混乱を招きます。情報の出所を確認し、正確性に配慮しましょう。

公序良俗に反する投稿の禁止

公序良俗に反する投稿は、社会的に許容されません。わいせつな内容や、差別的な表現は厳禁です。

著作権の尊重

他者の文章や写真、イラストなどを無断で転載してはいけません。著作権を侵害する行為は、法的に問題となります。転載する場合は、必ず著作者の許諾を得ましょう。

これらのルールを守ることは、SNSやブログを健全に利用するために不可欠です。ルールを逸脱した投稿は、自分だけでなく他者にも悪影響を及ぼします。

■企業アカウントの運用における注意点

企業がSNSやブログを活用する際は、さらに以下のような点に注意が必要です。

社会的責任の自覚

企業アカウントの投稿は、企業の公式見解として受け取られます。社会的責任を自覚し、投稿内容には細心の注意を払いましょう。

問い合わせへの迅速な対応

SNSやブログ上の問い合わせには、迅速に対応することが求められます。対応が遅れると、企業イメージを損なう恐れがあります。

ネガティブな声への適切な対処

商品やサービスへのクレームなど、ネガティブな声への対処は慎重に行います。安易に削除するのではなく、真摯に対応することが大切です。

広告・宣伝の明示

SNSやブログ上で商品やサービスを宣伝する際は、広告であることを明示します。ステルスマーケティングは、消費者の信頼を失います。

従業員のSNS利用ガイドラインの整備

従業員が個人としてSNSを利用する際のガイドラインを整備し、教育を行います。企業の秘密情報や、不適切な内容を投稿しないよう、注意喚起が必要です。

企業アカウントの運用には、高い倫理観とコンプライアンス意識が求められます。ステークホルダーとの信頼関係を築くためにも、適切な情報発信を心がけましょう。

■まとめ

SNSやブログは、適切に利用すれば、自己表現やコミュニケーションの幅を広げてくれるツールです。一方で、不適切な利用は、トラブルを招く恐れがあります。

  • プライバシー設定を確認し、必要な情報のみを公開する
  • 他者のプライバシーや著作権を尊重し、誹謗中傷やデマの拡散は行わない
  • 企業アカウントは、社会的責任を自覚し、適切な情報発信を心がける

SNSやブログを利用する際は、これらの点に注意しましょう。情報の受け手の立場に立って、適切な情報共有を心がけることが大切です。

次回は、「公衆無線LANの危険性と安全な利用方法」を取り上げます。お楽しみに!

「社会人としてのセキュリティリテラシーを高める方法」(第3回/全8回)

3.フィッシング詐欺の手口と対策:怪しいメールやWebサイトの見分け方

こんにちは。前回は、パスワード管理の重要性と具体的な方法について解説しました。今回は、インターネット上の脅威の一つである「フィッシング詐欺」を取り上げます。

フィッシング詐欺とは、メールやWebサイトを通じて個人情報を盗み取る手口のことです。金融機関やショッピングサイトなどを装い、ログイン情報やクレジットカード情報を入力させようとします。

  • 2022年のフィッシング被害件数は、前年比で30%増加(警視庁調べ)
  • フィッシングメールの90%以上が、本物のサービスを装ったものである(トレンドマイクロ調査)
  • フィッシング詐欺による被害額は、1件あたり平均で約30万円に上る(国民生活センター調べ)

巧妙化するフィッシング詐欺に対抗するには、その手口を知り、適切な対策を取ることが不可欠です。

■フィッシング詐欺の代表的な手口

フィッシング詐欺には、以下のような代表的な手口があります。

なりすましメール

金融機関やショッピングサイト、SNSなどの有名サービスを装ったメールを送りつけ、偽のログインページに誘導します。メールには「アカウントが停止されました」「セキュリティ上の問題が発生しました」などの脅迫的な文言が使われることが多いです。

偽セキュリティ警告

「ウイルスに感染しました」「セキュリティが脆弱です」などの偽の警告メッセージを表示し、偽のセキュリティソフトのインストールや、個人情報の入力を促します。実在のセキュリティソフトになりすましたものもあります。

偽の懸賞やプレゼント

「当選しました!」「無料でプレゼント!」など、魅力的な懸賞やプレゼントを装い、個人情報の入力を求めます。SNSのダイレクトメッセージを使った手口も増えています。

実在する企業や組織からの請求

実在する企業や公的機関を装い、「未払いの請求があります」「税金の還付金があります」などのメールを送りつけ、偽の請求書や還付金手続きのページに誘導します。

これらの手口に共通しているのは、受信者を心理的に動揺させ、冷静な判断力を失わせようとする点です。「緊急事態だ」「お得な話だ」と思わせることで、個人情報を入力させるのです。

■フィッシング詐欺の見分け方

フィッシング詐欺を見分けるためには、以下のようなポイントに注目しましょう。

送信元のメールアドレスやURLに注目

送信元のメールアドレスやリンク先のURLが、本物のサービスのものと異なっていないか確認します。よく似ているように見えても、一部が異なっていることがあります。アドレスやURLにカーソルを合わせると、正体が表示されます。

不自然な日本語や文法的な誤り

フィッシングメールには、不自然な日本語や文法的な誤りが含まれていることがあります。メールの文面をよく読み、違和感がないか確認しましょう。本物のサービスであれば、そのようなミスは少ないはずです。

個人情報の入力を求める

本物のサービスが、メールで直接個人情報の入力を求めることは稀です。「ログイン情報を確認するため、こちらのURLに登録情報を入力してください」などの文言があれば、フィッシング詐欺の可能性が高いです。

脅迫的な内容や、過剰に急かす

「至急」「緊急」などの言葉を使い、過剰に急かすようなメールは要注意です。また、「アカウントが停止されます」「法的措置を取ります」など、脅迫的な内容もフィッシング詐欺の特徴です。

添付ファイルの拡張子に注意

「.exe」「.scr」「.zip」など、実行ファイルの拡張子が付いた添付ファイルは、マルウェアの可能性があります。メールの添付ファイルは、安易に開かないようにしましょう。

これらのポイントを押さえることで、フィッシング詐欺を見分けられる確率が高まります。ただし、巧妙な手口も増えているため、完全に見抜くことは難しいのが現状です。

■フィッシング詐欺への対策

フィッシング詐欺への対策には、以下のようなものがあります。

メールの内容を鵜呑みにしない

メールの内容を鵜呑みにせず、冷静に判断することが大切です。懸賞に当選した、セキュリティ上の問題が発生した、と言われても、すぐに行動を起こさないようにしましょう。

公式サイトで情報を確認する

メールに記載されたURLから直接アクセスするのではなく、ブラウザに直接URLを入力するか、検索エンジンで公式サイトを探しましょう。また、企業や組織からの連絡があった場合は、公式サイトに記載された連絡先に直接問い合わせるのが安全です。

セキュリティソフトを導入する

セキュリティソフトやウイルス対策ソフトを導入し、最新の状態に保ちましょう。フィッシングサイトへのアクセスをブロックしてくれる機能も備えています。

二要素認証を設定する

グーグルやマイクロソフト、LINEなど、主要なサービスでは二要素認証の設定ができます。ログイン時にパスワードに加えて、もう一段階の認証を求めることで、不正アクセスを防げます。

被害にあったら迅速に対応する

万が一フィッシング詐欺の被害にあってしまった場合は、速やかに関係各所に連絡を取りましょう。クレジットカードの不正利用であれば、カード会社に連絡を取り、カードを停止します。また、警察にも被害届を提出します。

■企業や組織の対策

フィッシング詐欺への対策は、個人だけでなく企業や組織にも求められます。

従業員教育の徹底

従業員に対して、フィッシング詐欺の手口や見分け方、対処法などを定期的に教育することが重要です。教育には、実際のフィッシングメールを使った模擬訓練なども効果的です。

SPFレコードの設定

SPF(Sender Policy Framework)は、なりすましメールを防ぐための技術です。自社ドメインのSPFレコードを設定することで、第三者が自社を装ったメールを送信しづらくなります。

DMARC/DKIMの導入

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)とDKIM(DomainKeys Identified Mail)は、なりすましメールを防ぐための認証技術です。これらを導入することで、メールの送信元の正当性を確認できます。

フィッシングサイトの監視と通報

自社を装ったフィッシングサイトを定期的に監視し、発見したら速やかに通報することが大切です。フィッシングサイトの停止を要請し、顧客に注意喚起を行います。

フィッシング詐欺は、個人だけでなく企業や社会全体で対策していくべき課題です。一人ひとりがその手口を知り、適切な対策を取ることが求められています。

次回は、「SNSやブログでの情報発信における注意点:プライバシー設定と適切な情報共有」を取り上げます。お楽しみに!

「社会人としてのセキュリティリテラシーを高める方法」(第2回/全8回)

2.パスワード管理の基本:強力なパスワードの作り方とパスワードマネージャーの活用

こんにちは。前回は、セキュリティリテラシーの重要性について解説しました。今回は、セキュリティ対策の基本中の基本である「パスワード管理」について取り上げます。

パスワードは、私たちのデジタルライフを守る最初の砦です。しかし、その重要性は軽視されがちです。

  • 日本人の約4割が、複数のサービスで同一のパスワードを使い回している(総務省調査)
  • 推測されやすい「password」「123456」などの弱いパスワードが、未だに上位を占める(NCCグループ調査)
  • パスワードの使い回しが原因で、複数のアカウントが不正アクセスを受けるリスクがある

こうした現状を踏まえ、今回は強力なパスワードの作り方とパスワードマネージャーの活用方法を解説します。

■強力なパスワードの作り方

強力なパスワードを作るためには、以下の4つのポイントを押さえましょう。

長さは12文字以上

パスワードは長ければ長いほど強度が増します。最低でも12文字以上の長さが推奨されます。8文字のパスワードは、現在のコンピューターの処理能力であれば、数時間から数日でクラックされる可能性があります。一方、12文字以上のパスワードは、クラックに数十年以上かかると言われています。

大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる

アルファベットの大文字・小文字、数字、記号を組み合わせることで、パスワードの推測が難しくなります。例えば、「password」という弱いパスワードも、「Pa$$w0rD」のように変化させるだけで、強度が大幅に増します。ただし、「Pa$$w0rD」のようなよくあるパターンは避け、ランダムな組み合わせを使うことが大切です。

辞書に載っている単語は避ける

辞書に載っている単語や、名前、誕生日など、個人情報に関連する言葉は避けましょう。これらは推測されやすいパスワードです。また、映画のタイトルやアーティスト名など、一般的な単語も避けた方が無難です。パスワードクラッキングツールには、辞書攻撃と呼ばれる手法があり、一般的な単語の組み合わせを高速で試すことができます。

サービスごとに異なるパスワードを使う

同じパスワードを複数のサービスで使い回すことは、セキュリティ上のリスクになります。あるサービスでパスワードが漏洩すると、他のサービスでも不正アクセスを受ける可能性があるからです。サービスごとに異なるパスワードを設定することが重要です。

例えば、「Tky_20230410_$tR0nG」のように、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、個人情報とは関連性のないパスワードを作成します。パスワードに意味のある言葉を入れると覚えやすくなりますが、その分推測もされやすくなります。ランダムな文字列が最も安全です。

■パスワード管理の落とし穴

強力なパスワードを作成しても、以下のような落とし穴に注意が必要です。

パスワードを紙に書いて保管する

パスワードを紙に書いて保管することは、セキュリティ上のリスクになります。紙に書いたパスワードを他人に見られたり、紛失したりする可能性があるからです。また、紙に書いたパスワードは、定期的に更新することも忘れがちです。

パスワードを共有する

家族や同僚とパスワードを共有することは避けましょう。パスワードを知っている人が増えるほど、漏洩のリスクは高まります。どうしても共有する必要がある場合は、パスワード管理ツールの共有機能を使うなど、セキュリティに配慮した方法を選びましょう。

ブラウザにパスワードを保存する

ブラウザにパスワードを保存することは便利ですが、セキュリティ上のリスクもあります。パソコンを他人に使われた場合、保存されたパスワードから不正アクセスを受ける可能性があるからです。特に、共用のパソコンでは、ブラウザへのパスワード保存は避けましょう。

■パスワードマネージャーの活用

サービスごとに異なるパスワードを設定することは重要ですが、すべてを記憶するのは大変です。そこで活用したいのが、パスワードマネージャーです。

パスワードマネージャーは、複数のパスワードを一括管理してくれるツールです。マスターパスワードを設定すれば、他のパスワードは自動生成・入力してくれます。パスワードマネージャーには、以下のようなメリットがあります。

強力なパスワードを簡単に管理できる

パスワードマネージャーを使えば、長くて複雑なパスワードを簡単に管理できます。パスワードの自動生成機能を使えば、サービスごとに異なる強力なパスワードを設定できます。

パスワードの入力が楽になる

パスワードマネージャーには、Webサイトやアプリへのログイン時に、パスワードを自動入力してくれる機能があります。毎回手動でパスワードを入力する手間が省け、利便性が高まります。

パスワードの定期的な変更が容易になる

パスワードは定期的に変更することが望ましいですが、手動で変更するのは大変です。パスワードマネージャーの中には、パスワードの自動変更機能を備えたものもあります。定期的にパスワードを変更する習慣をつけやすくなります。

おすすめのパスワードマネージャーには、次のようなものがあります。

LastPass(ラストパス)

クラウド同期機能やパスワード自動変更機能を備えた、人気のパスワードマネージャーです。無料プランでも十分な機能を利用できます。有料プランでは、パスワード以外の個人情報も管理できます。

1Password(ワンパスワード)

シンプルな操作性と高いセキュリティ性能が特徴です。家族や企業向けのプランもあり、幅広いニーズに対応しています。マスターパスワードの代わりに、指紋認証や顔認証を使える点も便利です。

Dashlane(ダッシュレーン)

VPN機能やダークウェブ監視機能など、セキュリティ機能が充実しています。ユーザーインターフェースも使いやすく、初心者におすすめです。プレミアムプランでは、1GBのクラウドストレージも利用できます。

パスワードマネージャーを活用することで、強力なパスワードを簡単に管理できます。ただし、マスターパスワードは十分に強力なものを設定し、他人に知られないよう管理することが大切です。また、パスワードマネージャーを利用する端末のセキュリティにも気を付けましょう。

■二要素認証の設定

強力なパスワードを設定しても、万が一パスワードが漏洩してしまうリスクはゼロではありません。そこで、パスワードに加えてもう一段階の認証を行う「二要素認証」の設定がおすすめです。

二要素認証では、パスワードに加えて、以下のような別の認証方法を組み合わせます。

  • SMSで送られる確認コード
  • 専用アプリで生成されるワンタイムパスワード
  • 指紋や顔認証などの生体認証
  • USBキーなどのハードウェアトークン

二要素認証を設定すれば、たとえパスワードが漏洩しても、不正アクセスを防ぐことができます。サービスへのログイン時に、パスワードに加えて二段階目の認証が求められるからです。

Gmail、Facebookなど、主要なWebサービスの多くが二要素認証に対応しています。設定方法は各サービスのヘルプページを参照してください。二要素認証の設定は少し手間がかかりますが、セキュリティを大幅に高められるメリットは大きいです。

■まとめ

パスワード管理は、セキュリティ対策の基本です。強力なパスワードの作成、パスワードマネージャーの活用、二要素認証の設定を通じて、日頃からセキュリティ意識を高めていきましょう。

  • 長さ12文字以上、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたパスワードを作る
  • サービスごとに異なるパスワードを設定し、使い回しは避ける
  • パスワードマネージャーを活用し、強力なパスワードを簡単に管理する
  • 二要素認証を設定し、パスワード漏洩のリスクに備える

セキュリティ対策は一朝一夕で完璧にはなりません。日々の小さな積み重ねが大切です。パスワード管理を見直すことから始めてみましょう。

次回は、「フィッシング詐欺の手口と対策:怪しいメールやWebサイトの見分け方」を取り上げます。お楽しみに!

「社会人としてのセキュリティリテラシーを高める方法」(第1回/全8回)

1.セキュリティリテラシーとは?なぜ社会人にとって重要なのか

社会人の皆さん、セキュリティリテラシーという言葉を聞いたことがありますか? セキュリティリテラシーを身につけることで、個人情報の漏洩やサイバー犯罪の被害を防ぐことができます。この記事では、セキュリティリテラシーの重要性と、社会人としてセキュリティ意識を高めるメリットについて解説します。

セキュリティリテラシーとは、情報セキュリティに関する知識や技能、そして適切に判断・行動する態度のことを指します。近年、インターネットやデジタルデバイスの普及に伴い、サイバー空間での脅威が増大しています。

  • 2022年の国内サイバー犯罪による被害額は、過去最高の3,196億円に上った(警察庁調べ)
  • 企業の約70%が、従業員のセキュリティ意識の低さを課題に感じている(総務省調査)
  • 個人情報漏洩事故の約8割が、人的要因に起因している(IPA調査)

これらの数字が示すように、セキュリティ対策は技術的な側面だけでなく、一人ひとりの意識と行動が鍵を握っています。

社会人にとって、セキュリティリテラシーを高めることは、以下の3つの点で重要です。

個人情報や金銭的被害を防ぐ

フィッシング詐欺やマルウェア感染により、個人情報が漏洩したり、預金を不正に引き出されるリスクがあります。セキュリティリテラシーを身につけることで、こうした被害を未然に防げます。

具体的には、怪しいメールやWebサイトを見分ける目を養い、不審なリンクやファイルを開かないことが大切です。また、強力なパスワードを設定し、定期的に更新することも重要です。クレジットカード情報や個人情報を入力する際は、サイトのURLがhttpsで始まっていることを確認しましょう。

企業の信用を守る

社員のセキュリティ意識の低さが原因で、顧客情報の漏洩や業務システムの停止などの事故が発生すれば、企業の信用は大きく損なわれます。一人ひとりがセキュリティを意識することが、組織全体の防御力を高めることにつながります。

例えば、社外秘情報を含むメールを誤送信したり、ウイルス付きのファイルを開いてしまうことで、企業の機密情報が外部に漏れるリスクがあります。また、USBメモリなどの外部記憶媒体を無断で使用することで、マルウェア感染を引き起こす可能性もあります。

社員一人ひとりがセキュリティポリシーを理解し、適切な行動をとることが求められます。企業側も、定期的なセキュリティ教育や啓発活動を行い、社員のセキュリティ意識を高めていく必要があります。

デジタル社会で安心して活躍する

AI、IoT、クラウドなど、デジタル技術の進展に伴い、セキュリティリスクも多様化しています。新しい技術を安全に活用し、デジタル社会で活躍するためには、セキュリティリテラシーが不可欠です。

例えば、クラウドサービスを利用する際は、二要素認証を設定したり、強力なパスワードを使用したりすることで、不正アクセスを防ぐことができます。また、IoTデバイスを導入する場合は、初期設定のパスワードを変更し、ファームウェアを最新の状態に保つことが重要です。

AIの活用においては、機密情報を含むデータの取り扱いに注意が必要です。データの暗号化や匿名化処理を行い、プライバシーを保護することが求められます。

デジタル社会で安心して活躍するには、新しい技術のメリットとリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが欠かせません。セキュリティリテラシーを高めることで、デジタル技術を安全かつ有効に活用できるようになります。

本連載では、パスワード管理、フィッシング対策、SNSでの情報発信、モバイルデバイスの保護など、実践的なセキュリティ対策を紹介していきます。記事を通じて、読者の皆さんがセキュリティリテラシーを高め、安全で快適なデジタルライフを送れるようサポートします。

セキュリティリテラシーは一朝一夕で身につくものではありません。日々の積み重ねが大切です。自分自身だけでなく、家族や同僚、友人にもセキュリティの重要性を伝え、周囲の意識を高めていくことも重要です。

社会人の皆さん、セキュリティリテラシーを高めることは、自分自身と組織を守るために欠かせません。本連載を通じて、セキュリティに関する知識を深め、実践的なスキルを身につけていきましょう。

次回は「パスワード管理の基本:強力なパスワードの作り方とパスワードマネージャーの活用」をお届けします。お楽しみに!

(個人的な感想)iPad Pro 13-in.(M4), iPad Pro 12.9-in.(6th generation), iPad Pro 12.9-in.(5th generation)を比較してみたら

Apple公式へリンク

iPad Pro 13-in.(M4), iPad Pro 12.9-in.(6th generation), iPad Pro 12.9-in.(5th generation)を比較

https://www.apple.com/ipad/compare/?modelList=ipad-pro-13-m4,ipad-pro-12-9-6th-gen,ipad-pro-12-9-5th-gen

個人的な感想

仕様を見る限り、外観とCPU以外は・・・

進化した!といえばそうなんでしょうが、性能面での「最大」⚪︎倍!とか、使用環境によっては変わらないじゃないか!といった酷評?!が、今後出てくる気がしてならない。。。

個人的に、おぉ!!な点としては、

  • 画面表示がより美しくなった
  • CPU,GPUが強くなった
  • ProRes 4K 60fps が撮影可能になった
  • 新型のApple Pencil, Keyboard が発売された(別売りですけど)

これくらい?!

逆に、えっ?!な点としては、

  • 物理SIMが無くなった
  • カメラレンズが広角域の1つになった
  • バッテリー容量が同じ(上記リンクから仕様一覧で見比べた使用可能時間から見て)
  • 日本円の価格帯を見ると高く感じる…(為替の影響も大きいとはいえ、盛り盛りスペックで50万オーバー)

投稿と関係ないですが、動画作りにも興味を持っているわたしには、Final Cut Pro の超絶進化の方が、はるかに震える内容でした・・・(笑)

https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/05/final-cut-pro-transforms-video-creation-with-live-multicam-on-ipad-and-new-ai-features-on-mac

ご覧いただき、ありがとうございました。

AI(Claude 3)を使って、GSL(General Service List)に情報を追加してみた(単語2201-2284)

前回まで

単語(2101-2200)は、こちら

単語2201−2284

順位頻出単語発音意味英文使用例品詞
22016feast[fiːst]ごちそうThe wedding reception featured a lavish feast.名詞
22026nuisance[ˈnuːsns]厄介者The neighbor’s barking dog was becoming a real nuisance.名詞
22036thorn[θɔːrn]とげBe careful not to prick your finger on the thorn of that rose.名詞
22046tame[teɪm]飼いならすThe lion tamer used a whip and a chair to tame the wild beast.動詞
22055inclusive[ɪnˈkluːsɪv]包括的なThe resort offers an all-inclusive package with meals and activities.形容詞
22065homemade[ˌhoʊmˈmeɪd]自家製のNothing beats the taste of homemade chocolate chip cookies.形容詞
22075handwriting[ˈhændˌraɪtɪŋ]手書きThe thank-you note was written in her elegant handwriting.名詞
22085chalk[tʃɔːk]チョークThe teacher wrote the lesson on the chalkboard.名詞
22095sour[ˈsaʊər]酸っぱいThe lemonade was too sour, so I added more sugar.形容詞
22105slippery[ˈslɪpəri]滑りやすいBe careful walking on the slippery sidewalk after the ice storm.形容詞
22115procession[prəˈseʃn]行列The graduationprocession marched solemnly into the auditorium.名詞
22125ripen[ˈraɪpən]熟すThe tomatoes will ripen on the vine in the warm sun.動詞
22135jealous[ˈdʒeləs]嫉妬深いShe felt jealous when she saw her friend with a new handbag.形容詞
22145jealousy[ˈdʒeləsi]嫉妬Jealousy can ruin a friendship if left unchecked.名詞
22155liar[ˈlaɪər]嘘つき“Liar, liar, pants on fire!” the children taunted.名詞
22165homecoming[ˈhoʊmˌkʌmɪŋ]帰郷The soldier looked forward to his homecoming after being deployed overseas.名詞
22175barber[ˈbɑːrbər]理髪師The barber trimmed his beard and gave him a neat haircut.名詞
22185whiten[ˈwaɪtn]白くするYou can use baking soda to whiten your teeth naturally.動詞
22195berry[ˈberi]ベリーWe went strawberry picking and gathered a basket of ripe red berries.名詞
22205lighten[ˈlaɪtn]明るくするA fresh coat of paint will lighten up the room.動詞
22215pigeon[ˈpɪdʒən]ハトA flock of pigeons gathered in the city square.名詞
22225hinder[ˈhɪndər]邪魔をするThe bad weather hindered our progress on the hiking trail.動詞
22234bravery[ˈbreɪvəri]勇敢The firefighter was awarded a medal for his bravery in rescuing the child from the burning building.名詞
22244baggage[ˈbæɡɪdʒ]手荷物The airline allows each passenger to check two pieces of baggage for free.名詞
22254noun[naʊn]名詞In the sentence “The cat chased the mouse,” both “cat” and “mouse” are nouns.名詞
22264amongst[əˈmʌŋst]の間にThe red pen was hidden amongst the blue ones in the drawer.前置詞
22274grammar[ˈɡræmər]文法Proper grammar is important for clear communication in writing.名詞
22284cultivation[ˌkʌltəˈveɪʃn]栽培The farmer’s successful cultivation of crops earned him a good profit at the market.名詞
22294companionship[kəmˈpæniənʃɪp]仲間関係The elderly woman enjoyed the companionship of her loyal dog.名詞
22304rubbish[ˈrʌbɪʃ]ごみPlease take out the rubbish before it starts to smell.名詞
22314modesty[ˈmɑːdəsti]謙虚さDespite her incredible achievements, she accepted the award with modesty and grace.名詞
22324woolen[ˈwʊlən]羊毛でできたShe wore a cozy woolen sweater on the cold winter day.形容詞
22334deepen[ˈdiːpən]深めるThe crisis will only deepen the divide between the two nations.動詞
22344pastry[ˈpeɪstri]ペストリーThe bakery offers a delicious selection of fresh pastries every morning.名詞
22354cupboard[ˈkʌbərd]食器棚Can you grab the sugar from the top shelf of the cupboard?名詞
22364quart[kwɔːrt]クォートThe recipe requires one quart of milk.名詞
22374canal[kəˈnæl]運河The Panama Canal connects the Atlantic and Pacific oceans.名詞
22384notebook[ˈnoʊtˌbʊk]ノートI always carry a small notebook to jot down ideas and reminders.名詞
22394deceit[dɪˈsiːt]欺瞞The politician’s deceit was exposed when the truth came to light.名詞
22403parcel[ˈpɑːrsl]小包The parcel was delivered to the wrong address.名詞
22413brighten[ˈbraɪtn]明るくするThe colorful flowers helped to brighten up the dull room.動詞
22423moderation[ˌmɑːdəˈreɪʃn]適度The key to a healthy lifestyle is moderation in both eating and exercise.名詞
22433punctual[ˈpʌŋktʃuəl]時間厳守のThe punctual student always arrived to class on time.形容詞
22443hurrah[hʊˈrɑː]万歳“Hurrah!” the crowd cheered as the team scored the winning goal.感嘆詞
22453lipstick[ˈlɪpˌstɪk]口紅She applied a bright red lipstick before heading out for the evening.名詞
22463uppermost[ˈʌpərmoʊst]最上のThe safety of the passengers was the uppermost concern for the flight crew.形容詞
22473fatten[ˈfætn]太らせるThe farmer fed the pigs extra corn to fatten them up before market.動詞
22483conqueror[ˈkɑːŋkərər]征服者Alexander the Great was a notorious conqueror of many lands.名詞
22492hindrance[ˈhɪndrəns]妨げThe heavy traffic was a major hindrance to the ambulance trying to reach the hospital.名詞
22502cowardice[ˈkaʊərdɪs]臆病The soldier’s cowardice in battle led to his dismissal from the army.名詞
22512obedient[oʊˈbiːdiənt]従順なThe obedient dog followed its owner’s every command.形容詞
22522saucer[ˈsɔːsər]受け皿The teacup and saucer were made of delicate china.名詞
22532madden[ˈmædn]激怒させるThe constant dripping of the faucet was enough to madden anyone.動詞
22542scold[skoʊld]叱るThe mother scolded her child for drawing on the walls.動詞
22552weekday[ˈwiːkˌdeɪ]平日The bank is closed on weekends but open on weekdays.名詞
22562rotten[ˈrɑːtn]腐ったThe smell of rotten eggs permeated the room.形容詞
22572disrespect[ˌdɪsrɪˈspekt]無礼The student showed disrespect by talking during the lecture.名詞
22581widower[ˈwɪdoʊər]男やもめThe elderly widower often visited his wife’s grave.名詞
22591deafen[ˈdefən]耳をつんざくようなThe deafening noise from the construction site made it hard to concentrate.動詞
22601donkey[ˈdɑːŋki]ロバThe farmer used a donkey to help plow his fields.名詞
22611businesslike[ˈbɪznɪsˌlaɪk]仕事熱心なThe meeting was conducted in a businesslike manner, with no time wasted on small talk.形容詞
22621motherhood[ˈmʌðərhʊd]母親であることShe embraced the joys and challenges of motherhood.名詞
22631sadden[ˈsædn]悲しませるThe news of his passing saddened all who knew him.動詞
22641handshake[ˈhændˌʃeɪk]握手The businessmen sealed the deal with a firm handshake.名詞
22651calculator[ˈkælkjəˌleɪtər]電卓Students are permitted to use a calculator during the math exam.名詞
22661headdress[ˈhedˌdres]頭飾りThe bride wore a traditional headdress for her wedding ceremony.名詞
22671scissors[ˈsɪzərz]はさみUse scissors to cut along the dotted line.名詞
22681translator[trænzˈleɪtər]翻訳者The book was translated from French to English by a skilled translator.名詞
22691possessor[pəˈzesər]所有者As the possessor of the property, he had the right to sell it.名詞
22701shilling[ˈʃɪlɪŋ]シリングIn old British currency, there were twelve pence in a shilling.名詞
22711redden[ˈredn]赤くするThe child’s cheeks began to redden with embarrassment.動詞
22721motherly[ˈmʌðərli]母のようなShe had a motherly instinct to care for and protect her young.形容詞
22730whose[huːz]だれのWhose coat is this?代名詞
22740cultivator[ˈkʌltəˌveɪtər]栽培者As an experienced cultivator of roses, she took great pride in her garden.名詞
22750whom[huːm]だれをTo whom should I address this letter?代名詞
22760homework[ˈhoʊmˌwɜːrk]宿題The teacher assigned the students homework over the weekend.名詞
22770electrician[ɪˌlekˈtrɪʃn]電気技師We called an electrician to fix the faulty wiring in our house.名詞
22780oar[ɔːr]オールThe rowers dipped their oars into the water and propelled the boat forward.名詞
22790bribery[ˈbraɪbəri]収賄The politician was accused of accepting bribes in exchange for favors.名詞
22800sweeten[ˈswiːtn]甘くするAdd a spoonful of honey to sweeten your tea.動詞
22810sow[soʊ]種をまくIn the spring, farmers sow seeds in their fields.動詞
22820pronunciation[prəˌnʌnsiˈeɪʃn]発音Practice proper pronunciation when learning a new language.名詞
22830beak[biːk]くちばしThe parrot used its curved beak to crack open the nut.名詞
22840plural[ˈplʊrəl]複数形The plural of “child” is “children.”名詞
以上、数日間にかけて投稿してきました。ご覧いただきありがとうございました。

2,284単語全て覚えたら、英語圏での生活に困らないレベルとか何とか。

AIが普及して自動翻訳が普及しても、言葉を覚えておくことは大切なことだと感じています。

実際は言葉だけではなく、相手国に行く場合は、文化も理解しておくべき大切なことなので、色々と少しずつでも身につけていこうと思います。

注意点

AI(Claude 3)にて追加後のリストは確認していません。
もし、リストを活用する場合は、ご自身の判断でご使用いただけますようお願いします。

G7を対象とした世界の「倫理観」について、Claude 3 にまとめてもらった

Claude 3 : https://claude.ai/

1.共通の倫理的基盤

1.1 個人の尊厳と人権の尊重

  • 国連「世界人権宣言」の支持と推進
  • 人権侵害に対する非難と制裁措置の実施(例:ウイグル人権問題に対する制裁)

1.2 民主主義と法の支配の重視

  • 自由で公正な選挙の実施と監視(例:各国選挙監視団の派遣)
  • 司法の独立性確保と汚職防止措置の強化(例:国際連合腐敗防止条約の批准)

1.3 自由市場経済の支持

  • 自由貿易の推進と保護主義的措置の抑制(例:WTO改革への取り組み)
  • 公正な競争環境の整備と独占禁止法の執行(例:国際カルテル規制の強化)

1.4 国際協調主義と多国間主義の推進

  • 国際機関への支持と積極的な関与(例:WHO、世界銀行、IMFへの拠出)
  • 地域的・国際的な課題解決に向けた協調行動(例:G7Cornwall合意における協調)

2.各国の倫理的特徴

2.1 米国

  • 個人主義:個人の自由と責任の重視(例:「アメリカン・ドリーム」の追求)
  • 自由と平等の重視:公民権運動の歴史と影響(例:マーティン・ルーサー・キングJr.の功績)
  • 宗教的多様性:信教の自由と宗教的寛容の尊重(例:「信仰の自由回復法」の制定)

2.2 カナダ

  • 多文化主義:文化的多様性の尊重と統合(例:「カナダ多文化主義法」の制定)
  • 社会的寛容性:少数者の権利保護と差別撤廃(例:同性婚の合法化)
  • 環境保護:自然保護区の設定と気候変動対策の推進(例:「カナダ環境保護法」の制定)

2.3 英国

  • 公正と寛容の精神:人種差別撤廃と機会均等の推進(例:「平等法」の制定)
  • 社会的責任:福祉国家の理念と社会保障制度の充実(例:国民保健サービス(NHS)の運営)
  • 慈善活動の重視:ボランティア精神と寄付文化の醸成(例:コミュニティ基金の設立)

2.4 フランス

  • 自由・平等・博愛の理念:フランス革命の精神と人権宣言の継承(例:「人間と市民の権利宣言」の制定)
  • 世俗主義:政教分離の徹底と宗教的中立性の維持(例:公共空間における宗教的シンボル禁止法の制定)
  • 文化的多様性の尊重:言語的・文化的少数者の権利保護(例:「フランス語憲章」の制定)

2.5 ドイツ

  • 社会的市場経済:自由市場と社会的公正の調和(例:「ライン型資本主義」の実践)
  • 連帯責任:社会保障制度の充実と所得再分配政策の実施(例:「連帯付加税」の導入)
  • 歴史の反省に基づく平和主義:ナチズムの反省と平和憲法の尊重(例:「ホロコースト記念日」の制定)

2.6 イタリア

  • 家族の価値:家族の絆と世代間連帯の重視(例:「家族の日」の制定)
  • カトリック的伝統:カトリック教会の社会的影響力と価値観の浸透(例:「ラテラノ条約」の締結)
  • 芸術と文化の尊重:豊かな芸術的遺産の保護と振興(例:ユネスコ世界遺産の登録)

2.7 日本

  • 和の精神:調和と協調の重視、対立の回避(例:「円卓会議」の活用)
  • 勤勉と忠誠心:企業への献身と終身雇用制度の伝統(例:「新入社員研修」の実施)
  • 集団調和の重視:個人の利益より集団の利益を優先(例:「根回し」の慣行)

3.現代の倫理的課題への対応

3.1 気候変動と持続可能性

  • パリ協定の履行:温室効果ガス排出削減目標の設定と実行(例:「2050年カーボンニュートラル」目標の設定)
  • 再生可能エネルギーの推進:クリーンエネルギー技術への投資と普及(例:「再生可能エネルギー指令」の制定)

3.2 経済的不平等の是正

  • 包括的成長政策:所得再分配と社会的包摂の促進(例:「普遍的ベーシックインカム」の試験的導入)
  • 社会保障制度の強化:貧困対策と社会的セーフティネットの拡充(例:「子どもの貧困対策法」の制定)

3.3 人権と多様性の尊重

  • ジェンダー平等:男女間の賃金格差是正と女性の政治的・経済的エンパワーメント(例:「女性活躍推進法」の制定)
  • LGBTQ+権利の保護:性的指向・性自認に基づく差別の禁止と平等権の保障(例:「同性婚法」の制定)
  • 人種差別撤廃:人種・民族的マイノリティの権利保護と社会的包摂の促進(例:「人種差別撤廃基本法」の制定)

3.4 デジタル時代の倫理

  • プライバシー保護:個人情報の適切な取り扱いと監視の制限(例:「一般データ保護規則(GDPR)」の制定)
  • サイバーセキュリティ:サイバー攻撃への防御と重要インフラの保護(例:「サイバーセキュリティ法」の制定)
  • AI倫理の確立:人工知能の開発と利用における倫理的ガイドラインの策定(例:「AI倫理ガイドライン」の策定)

3.5 グローバルヘルスの強化

  • パンデミック対策:感染症の監視体制強化と国際的な連携(例:「ACT-アクセラレータ」への拠出)
  • ワクチン公平分配:ワクチンの開発・製造・配布における国際協力(例:「COVAXファシリティ」への参加)
  • 医療アクセスの改善:ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けた取り組み(例:「国際保健規則」の改正)

まとめ

結論 G7諸国は、共通の倫理的価値観を基盤としつつ、各国固有の歴史や文化に根ざした多様な倫理観を持っています。これらの国々は、個人の尊厳、民主主義、法の支配、自由市場経済、国際協調主義といった普遍的原則を共有しながら、気候変動、経済的不平等、人権、デジタル倫理、グローバルヘルスなど、現代社会が直面する複雑な倫理的課題に対して、協調的かつ積極的に取り組んでいます。 G7諸国の倫理的リーダーシップは、持続可能で包括的な社会の実現に向けて、世界の国々や国際機関との連携を深めながら、グローバルな課題解決に大きく貢献することが期待されます。企業経営者の皆様におかれましては、このようなG7諸国の倫理的価値観と実践を理解し、自社の経営戦略や企業活動に反映させることで、より責任ある企業市民としての役割を果たすことができるでしょう。